奥多摩から甲州へ
とてつもない秋晴れなので、セロー君と秋探しに行ってきた。
レンズはHD DA18-85mm(16-85でした)!C-PLフィルターの出番でござる。
甲府に行こうと思ったけど、紅葉なら奥多摩のほうがええやんと方向転換。
小菅村のあたりは紅葉のちょい手前かな。
杉の木が多いから場所によってはみどりのまんま。
柳色の川と黄色と赤のグラデーションがいいよね。はやり紅葉は川とセットにしたい。
ちょっとコントラスト落としすぎたか、、。黒つぶれを恐れての愚行。
C-PLの効果をはっきり体感できる。こんなに色がのるなんて(撮影時ちょっと彩度いじってるけどフィルター効果が大きい)。フィルター枠回すだけでファインダー内に色が燃え上がるから不思議だ。
県道18号(上野原丹波線)で、トップ写真を撮っていると、単気筒の音が行って戻ってきた。なんだろうと思ったら俺のバイクが迫ってくるではないか。
すごい笑顔で、「同じ型のバイク乗りの輪」を一瞬で理解した。
「おなじのやないですか~」
西荻窪のバイク屋さんを営んでいたおとうさん。自分と考え方もカスタムもそっくり。
「目的地とか、目当ての食べ物じゃなくて、バイクに乗っていることが楽しいんですね。」
「毎週のように奥多摩に来ていまして、いわば私の「けものみち」ですね。」
「バイク屋のゆうことなんて、ほとんどが嘘ですよ。40年間やってきてそれが分かった
。」おとうさんは語る。
セローのダイヤフラムカバーのこととか、ステーターコイルのこととか、スポークは黒がいいとか、ライトパネルに貼ったダイモテープとか、こんなに話が合うか??っていうくらい話が合った。
もうどっちが自分のセローかわからん(!)。
最後に固く握手を交わしてお互いの無事を願う。
セロー乗りはやはり紳士ですな。
柳沢峠に向かう。広葉樹が多くて、黄色が沸いている、美しいいいいい!
わざわざ川に降りて撮影。手持ちで頑張った。
柳沢峠のドラマチック富士。魅せ方が憎いね。
よい道だが、つるつる摩耗タイヤでは飛ばす気にならなかった。ひよひよする。
この後、山梨市のプラモ屋ニコニコ堂をのぞいて(ミニ四駆めっちゃやってた)、勝沼フルーツラインをかすめて帰る。
帰りに苦労する。山梨から神奈川に帰るには「国道20号」又は「国道413号」なわけですが、10月の台風ラッシュにより、どちらも災害があった。
国道20号は法雲寺橋が屈曲、通行止めになっていたが、隣の砂利採掘場?の横の砂利道で迂回できた(マジ狭いけど乗用車1台ならとおれる)。
上野原まで猛ダッシュで走るも、相模湖手前で大渋滞。こりゃたまらんと、藤野から青野原バカンス村に抜けようとする。が、これも通行止め。
戻ってくる途中、県道517号に抜ける車列を発見、一か八かついて行ってようやく牧野に戻ってこれた。ほんとに丹沢山地を越えられないんじゃないかと思った。
道の大事さを、身をもって感じたのでした。