更上閣。
更上閣に入ることができました。
普段は貸し会議室として利用されているのですが、菊展の休憩室として開放されておりました。
更上閣は明治時代に建てられた純和風な邸宅。
部屋のつくりはもちろん、玄関、お庭、回遊できる渡り廊下、贅を凝らしたつくりとなっています。
とにかくガラス戸が多いことが特徴、立地のせいもあってか、日当たりもよく、清潔感がありますね。全方位縁側な感じ。
ガラス戸に歪みがあったり、気泡があったり。それがまた良い。
磨きこまれた廊下のつやと、ガラス戸の木格子がなぜかなつかしく思います。
日本の住宅らしく、乱暴に歩くと向こうの部屋までどしどし響く。これこれ。
大広間、畳の香りがこれまたいい。
手書きの線のような温かみがある、立派な建物でした。