RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

富士山登頂、ご来光を待つ。【2010年度版】


去年の2009年に登った富士山。
肝心のご来光は雲に隠れ、1時間後に顔を出す様だった。
もう二度と登るまい、とひそかに誓っていた(下山が大嫌いだった)が、今年も声が掛かってしまった。
流れというものは恐ろしい。


というわけで、登って降りて今帰って来たのでまとめようと思う。
2010年8月21日-22日登頂、メンバーは前回と同じ3人。
なんとか駐車場を確保し、準備に入る。その時空が変なことになっていた。

何がこうさせたのかは分からないが、こうなっていた。(写真は露出を下げたのではっきりした色合いですが、実際はうっすらでした)
良い旅の予兆なのか、悪夢の前兆なのか。
18:50五合目を出る。
五合〜六合を登っているうちにすっかり真っ暗になった。今日の月は6/8MOONだ。

黙々と登って七合まできた。混んでないのはいいことだ。

秋の夜くらいの寒さか。ここまでは半袖でも行けた。夜景もまだ見える。
七合は「七合」と「本七合」がある。七合からは上着を着てちょうどよかった。

八合、本八合、8.5合にさしかかる。下界は雲海に。この辺りから富士吉田ルートは合流するので大混雑(特に本八合)。
下からヘッドライトの群れが攻めてくるのが分かる。ちなみに本八号は8.5℃(0:25)とのこと。
もうここからは流されて一歩一歩進むしかない。騒がしいのぉ。

これ全部人なんだぜ(長時間露光で動くしブレてるから多めに見える)?
歩みを待っている間に空を見上げれば満天の星空!まさかここで天の川がはっきりみれるとは!!
流れ星(2個確認)も人工衛星も暇つぶしを手伝ってくれた。ぜひ空を見上げてみることをお勧めします。
こうして、3:40に山頂に着いた。暇だったので撮影の準備。

そうそう、久しぶりにオリオン座にお目にかかることができた。2:00くらいに全身が出終えたと思う。
地平から上がってくるオリオンは力強く感じた。

↑休憩中に。

↑山頂にて。オリオン小さいけどこの写真はちょっとお気に入り。やはりオリオン座はいい。


いよいよご来光だ!









今回は完全なご来光だった。皆、雲の上から出てくると思っていたので間から出てくるのは意外だと驚いた。
歓喜の声がわきあがり、みんなで万歳三唱して称えた。富士山が一つになる。

いいものを見せてもらった。
夜景も、夜空も、ご来光もみんな素晴らしかった。
全ての人の心にきっと残り続けるだろう。


だがしかし、確実にやってくるのだ。
下山の時は。