大倉尾根→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳ピストン。
おお、ゆうしゃよ、じかんぎれとはなさけない。
前回の蛭ヶ岳は時間切れにより丹沢山までのピストンに終わった。
帰りのバスは16時位が好ましいことを考えると(片付けの関係)、丹沢山12:00着では遅い。
丹沢山から蛭ヶ岳は3.4km、往復で約2時間30分くらいか。
その場合、帰りのバス停着は18時位になってしまう。
日没におびえながら下山するなんてまっぴらごめん。
というわけで、大倉高原山の家にテン泊することに朝決めた。
正直買ったばかりのモンベルのステラリッジ1を使ってみたかっただけなんだが。
総重量は軽くして11kgくらい。
バス停から30分くらいの分岐、右が塔ノ岳直通。左が高原山の家経由塔ノ岳行き。すぐ着く。
この道はぬかるみ多し。
この鳥居が高原山の家の目印。
着いた。写ってないけどすぐ右に垂れ流しの水場がある。
テント張りは料金400円、水は20円で使い放題。トイレも20円だったかな。
秦野の町並み。どんよりした空だ。
?
ほんの少し日が出た。森林浴とはこのことか、と思った。
ステラリッジはこの通り。とても簡単。
ブルーシートがださいね(笑)
入口に蚊帳が付いてるんだけど、外からしか開けれない謎の仕様。
そこはモンベル、なにか理由があるはず!
1型でも案外広い。ただし、ザックをまくら代わりに配置するとギリギリ足はのばしきれない。
あと、黄色いから虫の興味をそそるらしい。
山崎パリジャンを切ってきた。3袋に分けてある。
切り方を間違えてベーコンサンドできない形に圧縮されてしまった。
偉そうにストーブでインスタントどんべえを作る。
これ、美味い。
途中管理人の代理の方(堀山の家の頼さん)が見えて、台帳に名前を付ける。
せっかく運んでいただいたビールを頂きました。
優しそうな方に見えてすごい歩荷だとあとで知ったのでした。
本を読んでうとうとしていると、夜になった。
ぼんやりした明りが灯篭のようできれい。
この日は4人+高校生山岳部員たちの宿泊。みんな静か。
静かすぎて寝付けない。
鹿のような足音が近づいてきたり、上から木の実が降ってきたりで眼が冴える。
寝た記憶がないが、トラがテントの周りを回る夢を見たから寝てはいたんだろう。
チキン野郎の夜は長い。
明け方3時30分。寝る事を放棄。ちょうどいい、湯を沸かしながら夜景でも撮ろう。
夜は山から風が吹く。だから夜の山は雲が出にくい。
朝飯は適当に済ませて、4:49出発。
頼さんが写真を撮ってくれた。山小屋のブログに載せるって?
いつもの馬鹿尾根、今日は独り占め。写真撮り放題。
替えのレンズ持ってくればよかった。
日が出た。希望に満ちた山の顔!
長く持たないのは何となくわかった。
一瞬街が見えた。
荷が軽いからかあっという間に花立山荘。6:23。
前回は10:00着。
まだ誰もいない。景色が見えたらもっとよかった。
うぐいすがあちこちで鳴いててとても涼しい気分だった。
ここからはいつもの風景。一人歩きもいいね。
早朝は心に余裕があって倍楽しめる。
塔ノ岳着。7:02。
ひょっとしたら一番乗り?なんて淡い期待もあったけれど10人はいた。
そもそも大倉尾根で一人に抜かれているので期待するのが間違い。
ガスがひどくなってきた。
丹沢山への尾根道。この階段が地味に怖い。
丹沢山、8:13着。
ここまでは問題ない。
さあ、未踏の蛭ヶ岳へ。
また違った雰囲気がある。山の側面を歩いていくため。
行程の2/3位に出てくる岩場。ヤビツ塔ノ岳間の岩場よりは怖くない。
ザックの銀マットが岩に当ると怖い。
すごそうに見えるのは広角レンズのせい。実際はそんなでもない。
つかみやすい岩もたくさんある。でも落ちたら死ぬ。
蛭ヶ岳ついた!神奈川で一番高い山だ。ひとつモヤモヤを解消できた。
と、思ったら看板に次の檜洞丸という矢印が。
丹沢は思ったより深いのだった。
帰りに向けて、そばを食います。
帰りに高原山の家に寄ったら、頼さんと常連さんがいて、話に混ぜてもらった。
檜洞丸は西丹沢バス停から行くのだとか、ボッカ駅伝の様子とかしがらみを聞けて楽しかったです!
この時15:15位だったから、バス停に着いたのは16:00くらいだろう。
大倉尾根が牙をむくのは下り。1.5歩間隔の階段は膝に来る。膝が弱い人はストックを持っていこう。
今回気付き事項。
・地図を忘れた。
・カラビナがなくてLEDランタンがぶら下げられなかった。
・テントの入口は人目につかないほうに向けたほうがいいと思う。
・テント専用のグランドシート買うべき。でかいと大変。座る用の小さいグランドシートあるといいかも。
・風が強いときテント畳めるのだろうか・・・
・macpacカスケード65のショルダー調整がやっとわかった。おかげで肩の痛みが軽減した。