RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

男の無駄遣い。


工具の話題は何度目だろうか。
工具を買ってくるとどうしても自慢したくなっちゃうので、しばしお付き合いください。



車載工具、というものをご存じだろうか?車にも、バイクにも積んである工具。いざという時しか陽の目を見ることがない湿ったツールである。
私がバイクに乗りたての頃、そんな湿ったツールで整備を行ってきた過去がある。
とある日のこと、とあるボルトを緩めようとした時のことである。
回ったと思ったボルトヘッドが出てこない。回ったのはレンチだけであった。
車載のレンチでは何をやってもだめなほどなめてしまったのだ。
やむなくホームセンターに行ってしっかりしたレンチを買うことに。
KTCは良い、というのは知れた話だったが使ったことがなかったから分からなかった。
なんとなく買った10-12ボックスレンチが、KTCとの出会いになった。
なめてしまったボルトヘッドは何事もなかったかのように回り、これがよい工具だと見せつけられてしまった。
あのときの「いける。」という感じこそ、今の私がKTCに持つイメージである。
ここまでの記事でいいたかったのは、いい工具は損しないよ、ということである。

その後、KTCのツールセット(SP忠雄の。いろいろ中途半端で後悔している)を買ったわけだが、車載工具はそのままだった。5年たった今、なんとなく思い出した。


というわけで今回お世話になったのは、横浜246のファクトリーギアさんだ。アットホームな工具専門店。
陳列もポップも楽しんでるなぁと感じられる。目的は車載工具のレベルアップだったが、迷いに迷って買ったのはPBの精密ドライバー2本と、筆箱サイズの金属ケースと、Koken1/4→3/8アダプターだった。レベルアップできてないし…
というのもお目当ての品がなかったため。レンチは「ASAHI」と決めていたのだ。ASAHIは産業用工具がメインで、あまり華やかさが感じられないメーカー。そこに私のマイノリティーセンサーが反応してしまったのです。
お会計のとき「あんまりアサヒのツールないね」というと店員のお姉さんが「そうなんです。アサヒファンですか?」というので「そうなんです」といっておいた。完全に見栄を張ってしまった… ひとつも持ってないくせに!
そんな私に、頼んでもいないのに古いカタログをくれました。ほんとにいいお店だ。うそついてごめんなさい。


ファクトリーギアを出て相模原方面に1kmくらいいくと、それは寂しい「仕事のお店」がある。
東京建築サービスなるお店だ。売り場は12畳くらいの狭さ。天井が高く、ドンキホーテを連想させるが、中身はそれは本格的な仕事ショップである。すごい引き寄せる何かがあったので寄ってみた。
偶然にも発見してしまった。
この細っそい華奢なのがASAHIのレンチ、LIGHTOOL(ライツール)シリーズの一部。
軽量化のため柄が肉抜きされている。これぞ車載にふさわしいのではなかろうか!といっても「すっげ、軽い!」と驚くほど軽くない。
表面は鍛造らしく若干のもこもこ感有り。細かく見ると粗が目立つが、産業工具はくたびれたときに男前になるのだ。
気になるのが耐候性。車載ツールは湿気に耐えねばならない。こればっかは時間がたたないとわかりません。


タイトルは無駄遣いだが、、無駄になるか、有益になるかは私次第なんだよなぁ。