RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

メトロ小修理。


2週間にわたり自走不能になっていたメトロを直した話。
BBの音がひどくて夜恥ずかしいので修理を決意しました。
これでクランク一回転毎に鳴る「パッキん、パッキん」から解放される!と意気込んで分解。
右のクランクは簡単に外れました。BBの中は悲惨な状態でした。

いくつかのベアリング球が中で遊んでいました。その場にとどまった真面目なベアリング球たちは遊んでるやつらの分の荷重も受け持ったため、死んでいました。
左もひどかろうと手を掛けるも左のクランクが抜けない。もちろんコッタレス抜きで作業しているので間違いないのですが、コッタレスの中軸をねじ込んでいくと何故かコッタレス本体がせりあがってくるのです。
前オーナーがいっていた通り、クランク側のねじ山がもげていました。
叩いても何しても抜けません。
しょうがないのでしばらくロードバイク、トレック号での通勤を受け入れることにしました。
いろいろ考えました。ライターであぶってアルミ(クランク)と鋼(BB)の熱膨張差で抜くとか、熱湯につけて膨張差で抜くとか。どれも効果がありませんでしたが。

クランクがついたまま、BB本体をマイナスドライバーで叩いて回すことにしました。これがうまくいった。

気持ちいいな、おい。知恵の輪が外れた感じ。

カップアンドコーン式はいずれこうなる定めなのです。次クランクをつけたら二度とはずれなさそうなので、長持ちしそうなシールドタイプにかえました。

シマノBB-UN54 軸長118mm。忘れたけどどなたかのブログからデータを拝借。
このBBに元からついているグリスがくさい!
フィキシングボルトはサガミサイクルで1本200円で買ってきました。

ここまで来たらもう簡単。クランクと旧BB軸を抜くのに苦労したが万力とペンチと金づちをうまく組み合わせて抜きました。
くっつけるのは早いのなんの。今までの苦労は何だったのか…


手をかけるとやっぱ愛着が沸くな。
日本人でよかった。