RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

四国ツアー、2011。【4日目・5/2】

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〜UFO事件〜
真っ暗な海岸で寝袋にくるまって星を見ていた。
夏の星座は全く分からないので、「流れ星でも流れれば良いな」と思っていた。
その時、一つの光源が動き始めた。人工衛星かと思ったが、の〜っと動いたらゆっくりになったり、不規則に動く。
軌道も変わる。「これは、マジだ…」
持ってきていたビクセン双眼鏡で見ると動かなくなった。
「こいつら見られていることに気付いたようだな」
とらえたまま、北海道の伊東ちゃんに電話をかけた、「いまUFOを見ている」と。
他の星と同じように停止できるところをみると、どうやらUFOにもジャイロが付いているらしい、とか、見られていることにも気付くらしいと報告申し上げた。
ふと、双眼鏡を外してみるとまた動いたように見えた。まてよ、ほかの星と出来た三角形は変わっていないぞ。
一点だけ注視すると動いているように見えるが、全体をみると動いてないチョ。
どうやら動いているように見える錯覚だったらしい。「UFO実在説」より「旅の疲れ説」が濃厚になった。
でもなぁ…怖くなるくらい動いたようにみえたんだけどなぁ。
目の錯覚の話に付き合ってくれてありがとう。俺はUFOを信じるよ。


どうやら当堤防は絶好の釣り場だったらしく、朝5時には車のトランクを閉める音で目が覚めた。
もう3台もいるじゃないか、これは恥ずかしい。
逃げるように荷物をまとめて出発したのがアレだった。みじめだった。

白い太陽が昇ってくる。背景が黒つぶれしてないでしょ?
56号線とか走っていたら今治市についた。今治=高級タオル、タオル好きはじいちゃん譲りだと思う。
ぜひ、お土産は自力で運んだタオル(出来れば安めの奴)と心に決めていた。
今治城の近くにテクスポート今治なる地域振興施設みたいなところがあって、いろんな会社のタオルを一網打尽に出来る。

チョイとホワイトバランスが悪いけど、無印良品のような静かで安らげる雰囲気のお店。
しかし高いものはとても高い、バスタオルとか。
お土産は「布和里タオルハンカチ」にさせてもらった(実は自分用には300円高いホテルタオルを買った)。
11枚も買うと、旅というより「タオルの輸送」という気がしないでもない。
あまりに嬉しかったので店を出てすぐにタオルを首から巻いた。
旅の醍醐味をタオルで感じたのだった。


いよいよしまなみ海道を渡る!
この写真はテクスポートが開店する前に撮ったもの。開店まで時間が余ったので先に撮ってきた。
島の向こうまで続く橋げたが幻想的だ。
ガスってんなと思ったら黄砂らしい。白い太陽が教えようとしていたのは黄砂の襲来だった。


次から次へと訪れる橋の刺客。楽しくて走りぬけてしまった。しまなみ海道は歩いて渡れる。チャリダーの笑顔が素敵。

というわけで広島の尾道を素通りして、山陽自動車道を使って、ここ!



Oh,Bridge.
今回の旅で一番の迫力は瀬戸大橋だった。
橋といえば瀬戸大橋というイメージは間違いなかった。とんだイケメン大橋だ。
これらは途中のSAで撮った写真。
黄砂め。


このとき、四国のめぼしい橋を全て制覇したことに気付く。
これが一応のクライマックスだったのだ。

香川に入って海岸を走る。

後でここだったと気付いた。

この色の違いにびっくり。

この後、あまり記憶にない。ブラブラ迷いながら走って、田の浦 野営場にたどりついた。
ほっそい山道を抜けた先にある海岸の野営場で、先客はライダー1人と、チャリダー3人だった。
ライダーのおじさんと目が合ってしまったので挨拶を交わして談話へと流れ込む、ここは夏以外勝手に使っていいらしい。
初めて旅らしい場所で泊ってみることにした。
(バイクが傾斜にはまって動けなくなったので助けてもらったりした)

さざ波の音が心地よすぎる、、、。
辺りは無音でたまに魚の跳ねる音が響くくらい。

海沿いに憧れる。特に島。
焦らず、背伸びせずゆっくり生きていけたらいいな。

旅は、さざ波にかき消されるように静かに終えようとしていた、みたいな。