RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

四国ツアー、2011。【3日目・5/1】


ラジオのおかげで気が紛れて良かった。
勝手に雨宿りさせていただいたぐるーめすさきに感謝。
カツオの藁焼きたたき体験が目玉イベントらしい。住友大阪セメント工場と合わせて見にこよう。休日のお昼に。

5:45に起きたと旅の手帳に記してある。
いつもはだいたい5時台に出発するので(痛いし不安で寝れないから)良く眠れたほうだと言える。
パイプいすのクッションを侮ってはいけない。
では、歯を磨いて出発。


高知で見たかったのは四国カルスト(高原)と四万十川
須崎から山間部に向かって西へ進む。
そういえばDAEGで雨を走るのは初めてだ。

この天気では鯉のぼりもなんか哀れだ。
後から来た夫婦のツーショットを買って出たのはいいものの、つまらない写真になってしまって申し訳ありませんでした。

四万十川は偉大だ。日本の清流No.1で間違いない。滑らかで穏やかな水面はすごい癒し。
この時期は草木の緑と川淵の緑がきれい。
あとは青空があったら文句なし。
大きな箱を積んだカブの3人組を追い抜き際に手を上げ、互いの健闘をたたえあう。いいね。
これは雨ならではの感情かな。

少し小振りになってきた。靴まで浸水してくると逆にご機嫌になってくるよね。
四国カルストはこの天気では何も見えまいということで断念。南下を始める。川沿いの道は狭いぞ。

子供たちよ、リアルすぎて気持ち悪いぞ。

このころには雨はほぼやんでいた。

来た!四国最南端!足摺岬

室戸岬と違ってオーラがあるね。遊歩道なんかもあって、満喫するのに時間がかかる。
鳥取から来たCB750のおじさん。お体とバイクとモリワキのマフラーをお大事に。
「では、良い旅を!」

近くにジョン万次郎足湯みたいなのがあって無料で利用できる。雨で蒸れた足をリフレッシュ。
意外と人が少なかった。


宿毛を過ぎてから、間違えて由良半島に入ってしまった。
漁師の半島は人気(ひとけ)があまりなくてなんとなくコワイ。途中で引き返した次第。
でも海に張られた網のおかげで海の広さが感じられた。
いよいよ愛媛だ。

愛媛の国道を走っているとやたら「タルト」の文字が目に付いた。
この一六タルトはさらっとした餡の甘みと、ふわっと来るゆずの香りがおいしい。優しい味のお菓子だ。

ここから国道を走り続け、佐多岬までひた走る。
いよいよ日が暮れはじめ、西の岬で日没を拝めるか!?と急いだが間に合わなかった。
日暮れ後の藤色の空に、数十基の風力発電機が回っていた。
風力発電機のない旅などないのだろうか。


「漁師の店まりーな亭」での海鮮丼。しらすがやべぇぇっぇ。
卵を溶いたタレもやべぇ。うまくて涙目になった。しみる。
でも朝からタルトしか食べてなかったから胃が受け付けず、気持ち悪くなった。

夜の佐多岬メロディラインは車速が速い。

伊予市まで真っ暗な海岸を行く。明るいうちに来たら素敵だったろう。
もう駄目だなと思ったので伊予市で寝床を探すことにした。
ツーリングマップルをめくっていると近くに「元気人村」という風呂に入れる施設があるらしい。
また分かりにくいところにあって、見つけるのに苦労したが、なんとかたどりつけた。この時22:15くらいだったかな。

元気人村は健康ランド的なものだったが、一部からすごい匂いが。
漢方薬の風呂があって、いろいろいいらしい。もちろん入った。
最初はぬるいだけと思っていたが、体のいたるところがジンジンしてくるのよ。
座りっぱなしの尻とか、痛いくらいにしみてくる。15分くらい我慢してでたが、体がぽかぽか(ひりひり?)して温かい。
疲れが取れた気がする。でもモンベルインナーについてしまった漢方の匂いはいまだにちょっと取れていない…
ロッカーのカギを渡す時に番台のじじいに、「最近九州のライダーが事故で亡くなったから、あんたも気をつけなさいよ」と言われ、「記念にあげるよ」と元気人村タオルをもらった。心まで温めやがって、じじい。

それからジンジンする体のまま海岸をうろついて、東レ工場と松前浄化センターの間の道路の行き止まりで寝ることにした。


>>>>>>4日目に続く。