RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

車のヘッドライトをHIDに変えた人。

「HIDに変えたんやけど、見る?」
その言葉からすべてが始まる。
開いたボンネット。
風で飛びそうな取りつけ手順書。
切られたタイラップ片。
どうやら付けたばかりらしい。

キーを回し、ライトを点灯する。作動確認だ。
「ええな」
正直昼間だからよくわからない。
どうやら満足したらしい。


数時間後また呼び出される。
「走り行くけど乗るか?」
これは夜間走行試験を意味する。
しぶしぶ行くと、ヘッドライトに向かって仁王立ちする彼がいた。
腕を組んでいる。
眉間にしわも寄っている(まぶしくて)。
乗り込んでいく先は街灯がしこたまある国道だ。
正直よくわからない。
とりあえず、満足したらしい。


数日後また呼び出される。
友人がもう一人加わった。
前席ではHIDを付けたときの苦労話が展開される。
なんだか聞いたことのある話だ。
明るいHIDに変えて、向かった先はボウリング場だった。


なんか、HIDの株が下がった。