寿美屋百貨店。
JPEGのほうで2015年12月にこの寿美屋百貨店を紹介させていただいた。
もう解体されてしまっただろうかと、ふと立ち寄って見た。
まだあった。どうやら正面の屋根は崩壊してしまったようで、ブルーシートがかけられている。
今回はk-5を持ってきているので、詳細にお伝えしようと思う。
取り壊されたら記録は残せないからね。
ああ、この看板、いつ見てもいい。
奥の「止まれ」までの長屋が寿美屋百貨店さんである。
中は通路ですべてつながっている。
この路地側のアルミサッシの入口から入って見よう。
今見ているのが表路地側。ブルーシートが掛かっている側。
解体に向けて、中身の搬出をしつつ、売れるものは売りに出す、というのが今の状態。
店主は2015年に亡くなったそうなので、その息子さん?ご家族が作業に当たっている。
ここは日曜補修品のコーナー。
ペイント関連のもの、金具、そんなものがごちゃごちゃに置いてある。
次は屋根が崩落してブルーシートがかけられているエリア。
こちら食器売り場。雨漏りがひどく、ちょっと使うのははばかられる状態。
屋根が崩落した2階にお邪魔してみよう。
食器エリアの次に向かう途中、右手に階段がある。これを登る。
階段の裏はタバコ置き場だった模様。結構銘柄が新しい。
木造の最期。物置かな?なんか怖いので急いで下に降りる。
細い通路を抜けて、奥に向かう。まるで炭鉱のようだ。
このあたりはビニルパイプなど、建材。
ドアの補修部品とかが多い。
二つ目の階段。この建屋は唯一の3階だて。
外から見るこの建屋(だと思った。もう迷子)。
この2階の日の当たり方がとても好き。
ほとんど物は下ろされていて、掘り出し物もなさそう。
旧型ジャーに今は亡きヤオハンの広告。
昭和だ。まごうこと無き昭和だ。
抜けた床。一階の通路が見える。頭上も足元も最新の注意を払って進もう。
3階へ。ここも床板の抜けが激しい。
とても明るい。急須の取っ手(竹を編んだもの)とか、デッドストックがあった。
どうもお茶系の品が転がっている。
1階に降りた、脇の袋小路。
ここはタイル庫の模様。もう割れてぼろぼろの物も多い。
建材置き場。今は売れそうな食器を並べてある。
最後、ガレージ的な広さのある建物。
推測では農耕品とか、建材の大きいものを格納していたのではないかと思う。
せっかくなのでなにか購入しようという気になった。
きっと素晴らしい昔の刃物が眠っているだろうと探したけれど金物がない。
いの一番に売れてしまったとのこと。
2015年に訪れた時は昔の家具もあったのだが、バイヤーに買われてしまって寂しくなってしまった。
それは仕方ないこと。
店主の息子さん?が「記念になんか持っていっていいよ」と言ってくれたので、記念に寿美屋マッチをもらってきました。
ちゃんと使える。つんとした匂いのする、なつかしいマッチ。
ありがとうございました。
【最後の広告】※2015年にもらったものを改訂。
★大特価 半額の半額以下
なんと、すべて定価の80%引きです!!
・蔵の奥まで全部お見せします!
(奥まで40mほど、2階も3階も)
・陶器、鍋釜薬缶その他、昭和に作られた懐かしきレトロな生活雑貨等々!(全部日本製です)
・お宝発見してください!
特売日 4/1(土)4/2(日)最終日!
時間 午前8時半〜午後5時
特売日以外は店を閉じています。
富士急行線 谷村駅徒歩1分
都留市上谷2-3-10
寿美屋百貨店
【ストリートビュー記録】