RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

特集!ぼく、わたしのゴールデンウィーク。 〜4月30日 初日〜

静岡に帰ってきた。これには今は横浜にいるという意味合いが込められている。

どうやら今年の春に霜が降りたらしい。坊主頭のようにまばらに伸びるお茶の新芽が物語る寒かった春。
GW恒例のお茶摘みは延期。お隣の茶工場も稼働していなかった。今年は看板娘のオレンジ色の電子秤にも会えないようだ。
夏の訪れを最初に感じるのは、いつも閉まっている茶工場が活気づいたころ、いつもならGWというわけだ。
網戸越しに虫がジージーないて、野球のナイターが始まって、親父が頻繁にビールを飲み始めたらもう夏真っ盛りである。
このところやっと夏めいてきたかな、といったところか。日差しがきつくなってきた。

茶摘みの件は出鼻をくじかれてしまったが、せっかく帰ってきたのだから楽しませてもらおう。
あの都会のように、誰の目も気にすることはない。

初日に言い渡された任務はウッドデッキの補修。数枚の床板が腐ってだめらしい。

なるほどね…

こんなものは現品合わせでいいのだ。採寸などあり得ない!
そのころ、台所ではおあげがじっくり煮込まれ、赤飯が炊かれていた。

こちらはおあげ(おいなりさんの外側の奴、お揚げであってる?)。
レンズの絞りを見るたびこの器具を思い浮かべていた。
使い古された道具の美しさは調理道具も同じ。

こちらは赤飯のせいろ。
手入れなくしてこの魅力はないだろうな。

赤飯の炊きあがりを待つ小豆。この小豆の茹で汁でもち米を炊いている。小豆は別入れだったのか…

先にお揚げが出来上がった。さすが、あげ系。
煮物はやっぱり ばあば のしょっぱくて甘い奴がうまい。
ご飯に合わせて設計したのだろうか。絶妙な砂糖加減である。
横浜での食生活を考えると自分が情けない。
料理からも学ぶことが多すぎる。私は何をしているんだ!
そんな反省と、煮物のうまみを噛みしめた初日の夕飯でした。