RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

九州ツーリング、2014年。【5日目 5/1】


開聞岳ふもとの夜は少しさむかった。
5:15に起床。
撤収1時間を切るためコーヒーをやめる。おかげで6:00に出発ができた。
226号で北上。さらば開聞岳よ。

枕崎、野間半島を周回、細く、海岸に沿ってうねうね走る道を走っていく。人気が皆無。ガソリンが気にかかる。


高崎鼻展望台で一枚。目視だときれいなんだぞ〜


日置市を素通り、国道3号に合流。串木野も素通り。そのまま水俣市へ入る。
水俣病資料館の看板を見て、水俣病が良く思い出せなかったので社会勉強と思って寄ってみることにした。

あまり詳しくは書けないけれど、
チッソ(株)がアセトアルデヒドを作るのに副産物でできてしまうメチル水銀不知火海に垂れ流した。
水銀に汚染された魚を水俣市民が食べる。
水銀は脳細胞を破壊する。
水銀中毒により痙攣や痛み、最悪の場合死に至る。
最初は原因がわからず、風土病とも言われた。
原因究明のさなか、チッソ(株)は工場排水を猫に与えて、同症状が出ることを知っていたが、公表しなかった。
昭和43年に公害認定。
チッソ(株)と国は賠償金をたくさん支払うことにある。
この水俣病資料館のある広大(かなりでかい)な敷地は、水銀汚泥を埋め立てたもので、ビオトープとして使われている。
ここの埋め立て、整備には相当のお金が使われたはずだ。
チッソ(株)は補償と賠償により操業が困難になる。そこで、製造作業を子会社「JNC」として独立させ継続、
補償と賠償を親会社の「チッソ(株)」が行っている。JNCの売り上げを配当金としてチッソ(株)に支払い、賠償金として支払っている。
被害者の訴訟は終わらない。一次訴訟、二次訴訟、訴訟、訴訟…
これには、水俣病認定基準に対する不満もあったようで、新たな訴訟が発生するのはそのためである。
(中には患者を差別していた人が賠償金をみるやいなや、自分も被害者だと言い出す人もいたもよう)

今日5/1は偶然にも水俣病公式確認日。追悼式典を行っていた。

午後1:00ごろ、なんて青い空、青い海なんだ。

芦北で一枚。

途中日奈久(ひなぐ)という温泉街に寄った。
LXだけ持ってぶらぶら。旧温泉のような感じで、人はいなかったし、シャッターの閉じた店も多かった。
そのなかでひときわ目立ったのが金波楼という旅館。
絶対老舗で、ちいさな温泉街に巨大なたたずまい、私には近づけないなにかがあった。やばいところだと思ったほど。

日奈久はちくわの名産地で、あちこちでちくわを焼いている。
「片山のちくわ」さんで一本焼き立てをいただいた。ほっくほくふわふわでとてもおいしかった。

八代市日本製紙の巨大煙突に惹かれて近寄る。パイプラインがいい感じ。

八代から443号で氷川に入る。今日は立神峡公園のキャンプ場を借りる。

立神峡は峡とつくだけある。吊り橋がまだきれい。


受付を済ませる。
このキャンプ場は区画ごとに区切られていて、場所を決めなければならない。
2番スポットを借りた。楓の木がたくさんあって、15時の日で透けて綺麗だった。風通しも良い。夏だなぁ〜。


キャンプサイトは段々畑のような構造で、2段になっている。あまり収容数は多くない。
設営料1000円。そういえば、管理棟の入り口にはどこにも盛り塩があったけど、なぜ?
そうこうしてテントにもどったら最寄りの木でスズメバチがブンブンいっていた。樹液が出るみたい。
2番スポットには気をつけろ!


風呂、近場の「せせらぎの湯」で温泉に入る。ここも地域温泉の感じ。500円、洗剤なし。

食材はちょっと戻ったところにあるスーパありすで熊本牛肩ロース(半額)、八代のいちごを買った。
牛丼にしたんだけど、ダシがなくていまいちになってしまった。素材はもちろんよかったのだが。

いちごはいまいちでした、ごめんなさい。