RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

丹沢にいってきた。

丹沢に冷やかしに行ってきた話。
丹沢への山行の朝は起きれない、だから昼前に準備して昼に出発するのが恒例となりつつある。
朝のバスも電車も混むので好きではないってのもある。
土曜は羽田に写真撮りに行っちゃったので、今日は日曜日。
このまま部屋でうだうだ過ごすのも癪に障る。よし決めた!

月曜日も休みということで一泊できる。尊仏山荘の主人にこの前の山行の報告をしよう。
天気は晴れ、小田原行きの小田急から見える丹沢山塊には黒っぽい雲がかかり始めていた。いつものことだね。

ベースキャンプはいつもの大倉高原山の家。結構賑わっていたが、いつものベンチの隣が空いていたのでそこに設営。14:30くらいから12Lの水を山頂に担ぎ上げる。
僕のことを覚えていてくれているだろうか。この水にはこの前のジュースのお礼と、一ヶ月前の記憶を掘り起こしてもらえるよう願いが込められている。
時間が時間だけに下山客との道の譲り合いになる。ちょうどいい小休止。


最初の山小屋、見晴し茶屋を曲がったところの登りで早くも後悔を始める。なんで登り始めてしまったのだろう。

丹沢に苦手な登りが3箇所ある。いづれも木の階段で歩幅が制限される。
まず、駒止茶屋の前の階段。展望もなく辛い。
次に堀山の家から花立山荘間の第一階段。登れど登れど階段が出てくる。ここ中ほどで休憩を余儀無くされる。
最後に花立山荘直前の砂利階段。「 地獄の4.5曲がり」と勝手に呼んでいる。
長めの急な階段で、あそこの曲がりまで、とがんばってもまた階段が出てくる。これを4回繰り返すと、空に続く階段が出てきて、花立山荘が現れる。0.5はとっかかりの始めの短い階段である。

この前の教えてもらった歩き方を実践しながらなんとか乗り越えた。

途中、ぶら下げたK2DMDに食いついてきたおじさんがいた。いっ時カメラの研究やってて、研究内容が雑誌に採用されたこともあるんだって。懐かしいなぁと小話。またいつか丹沢で深い話をしましょう。

なんとか17:30ごろ到着、エネルギーゲージは空になる寸前だ。
仏山荘の扉を開けるとこの前の若い主人と本主人がいた。他に小屋泊組もいた。
「あっ!」といって指を差されたので、「あっ!」といって差し返した。
どうやら覚えていてくれたらしく、「水もってきてくれた〜?」懐かしいやりとり。
夏の山行の思い出話や失敗ばなしを聞いてもらいました。
(結局ジュースをいただいてしまった。。。。。。)
小屋泊のおじいちゃんも交えて楽しいひと時を過ごす。

仏山荘の角窓から夕日がよく見える。雲、山、夕日の3拍子がそろって最強。山の紫がきれいなんだ。丹沢の夕日はぜひ拝んでいただきたい。ヘッドライト必須。
その場にいると山の一部になったような感じ。雲がゆっくり這って、静かで、空気が透き通って。辛かった登りがきれいさっぱり流されてしまう。ああ心が豊かになる〜。

ヘッドライト下山も一回やってしまうといい。
知らない山でやるのはダメだが、ホームなら練習がてらってことで。夜の山も(怖くて)いい。
同業者も案外いるもので、これから登る人が2人もいた。物好きだなぁ。
夜道は足をくじきやすいので気をつけよう。

テント場に足早に戻って、その晩はチキンラーメンをつくる。デザートに果物の缶詰。うまい。
ラーメンもいろいろ試したけど、チキンラーメンは以外と優秀。家だと大して美味くないんだけどね。

風もない、大して暑くもない、にもかかわらず、全然寝れなかった。疲労もあるのに。
銀マットが薄すぎるのではないか。次の課題は寝具(マット、シュラフカバー)に決定。
あと、ステラリッジ2型にすればよかったとも思った。1型は身長174cmでもせまい。ザックをまくらにしても足がついてしまう。
チキン野郎の夜は長い。

翌日は6:30に起きて下山して帰りました。めでたしめでたし。