タウンメイト90 フォークオイル交換。
メイト君のプロフィールをおさらいしましょう。
タウンメイト90(T90D)4NMA型で2002年式。
2016年2月19日に納車された中古車。購入時の走行距離は14489km。
今は2017年だからもう15年ということになる。現在走行距離は28292km。
セローよりは若いですね。
どうもフォークが仕事してない気がします。バネしか入ってないんじゃないか。。。
そんな気持ちにさせてくれるフワフワぶりです。
セローでフォークの手入れを経験して、気持ちが大きくなっているので、フォークオイルの交換を決心しました。オイルシールはめんどいので継続使用。
ついでにステムベアリングの給脂もやります。
タイヤを外せばフォークは簡単に外れます。
問題はタウンメイトの特徴のフロントキャリアーにいろいろ付いているところ。
キャリアーにヘッドライト、メインキーシリンダー、ウインカー(風防のオプション)、ホーンがついていて、簡単に外させてくれません。
初め横着してキャリアにASSYとして外そうとしましたが、余計面倒なので、全部外しました。
それがこの上の写真。
ハンドルはベルトスリングで釣ってある状態です。
先にステムベアリングの給脂をやろう。各ベアリングはこんな感じ。
ベアリングボールに摩耗は感じないんだけど、レースに確実なかじり・打痕がある。
本来ならば交換ですが、そのまま行きます。リチウムグリスをこれでもかと塗ったくっておきます。
次はフォークのオイル交換。
トップキャップが非道な設計です。
16(34)の部品、ヤマハのパーツカタログには「ボルト,キヤツプ」と書いてあって、
てっきり六角のボルトキャップかと思ったら、六角がない。
17(35)のサークリップだけで留っている模様です。まじか!
メンテナンスマニュアルにはキャップボルト版しか収録されていません。
↑外れた後の写真。上の段差をサークリップが押さえる。
↑外れた後の写真。一番上の溝にサークリップが納まって、プラグが外れない構造。
ここ雨が入るようで、インナーチューブの内面がガビガビに錆びてプラグが固着気味。
浸透剤を流し込みつつ、ソケットで叩き込んで固着は解消しました。
いよいよプラグを押し込みながらサークリップを外します。
相手はフォークスプリングだから、指一本じゃ辛いのなんの。。
腕も2本では足りないと思ました。
そこで驚異的な解決方法を思いつきました。
階段の裏を利用した特殊工法です。エクステンションバーとソケットでつっかえしてます。
上の写真の状態でインナーチューブだけを持ち上げるとプラグが押し込まれた状態で保持されます。
あとは精密ドライバーなんかでサークリップを外すだけ。
これでもサークリップを外すのが難儀だった。サークリップは奥が深い。
この色を期待していました。モリブデンオイルのよう。
ここまでくればオイルを交換して復旧するだけなので、大したことないですね。
サークリップの取りつけも階段裏を使いました。
そいえばフォークブーツも交換しました。
中華製の安い奴。
なんでYBRのやつ買ったんだよ!!2倍も長い!!
フォークがフルボトムの手前でブーツの縮み限界が来るくらいだったので、そのまま使います。
インナー径もあってなくて、上がだぼだぼ。いままでのボロよりはいいか。
フォークオイルを交換したら、付き上げに対してコシが出たように思います。
はねない、納める感じ。押し縮めても前よりも硬いです。
明日の通勤が楽しみです。
付録
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パーツカタログとサービスマニュアルから考察
4NM7までボルトキャップ方式だった模様。
4NM7まで:フォークスプリング長381mm、オイル量135cm3、油面323mm
4NM8から:フォークスプリング長455mm、オイル量 83cm3、油面325mm
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