RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

レストラン「シオダ」に行ってきた。


厚木街道に突然現れる山小屋風の建物。
通勤でいつも通る道で前から気にはなっていた。
瀬谷区ファミリーレストラン シオダというお店だ。

年季の入った建物がちょといい雰囲気だなといつも思っていた。
住宅街の瀬谷であっても浮いてないあたり結構な昔からあるのだろう。
今週は忙しかったし、スーパーにはいつもの食材しかないのでたまには近場の外食でも、と寄ってみた。

ファミリーレストラン」であって「ファミレス」ではないことを断言しておきたい。
古き良きレストラン。
サンダルで入店したことを大いに後悔した。

店内に客は居なかった。
ボーイさん(若くはなく、いい人そう)に通され、シオダハンバーグの洋食セットを頼んだ。
結構いいお値段。予算は2000円だと思っておくと気が楽になると思う(?)。
私の嫌いな「飲み会」とかいうの比べたらかなりリーズナブル。
入店前はFMラジオだった店内が、私が来たらクラシックに切り替わった。裏表を見たようで面白かった。

急いで撮った。そんなことも許されないような気品高い雰囲気が漂っていた。

「さてと、空気になろう。」



このシオダハンバーグがいいね。
目の前でボーイさんがソースをかけてくれて鉄板がジュージューいっている間、油よけの紙を両手でつまんだまま固まっていた。
ここのボーイさんただの店員さんとは違う。
さりげなく上品な振る舞いがこのお店の雰囲気を作っているんだろうか。
なぜだか終始緊張していた。
違う、夕飯を食いに来たんだと自分にいい聞かせた。
とっても柔らかいお肉で、ふわふわだった。
サラダも盛りがきれいでぬかりなかった。メロンまで付いてくるし。さすがシオダさん。


美味さで緊張がほぐれてたのに追い打ちが。スーツを着た3人が入ってきた。スーツ。
ずっとジョッキを持ったイチローと目を合わせて余計な動きをしないように心がけた。
なんかハードルの高いお店のように聞こえてしまうかもしれないが、別にボーイさんが常時監視しているわけでもないし、それほどお高い雰囲気ではないので安心して行ってみてください。一人ぼっちの店内に緊張しただけです。


最後にコーヒーを出してくれる。丹沢ヤビツ峠で汲んできた水を使っているんだそうだ。
コーヒーメーカーで淹れていると聞いたが、すごくおいしい。雑味が全くなくて食後にぴったり。
コーヒーを飲みに来るだけの価値はありそう。
当面はこのコーヒーが目標だな。




運動会後の大家族(?)が大騒ぎで来店した。店の雰囲気ががらっと変わって空気がゆるんだ。
子供が騒いで、メニューに迷っている。子供の何気ない一言に大人が笑う。
「レストラン」でもなく「ファミレス」でもない「ファミリーレストラン シオダ」。
これが本当のシオダの姿なんだろう。
「あーら、大きくなったねぇ」とか「お父さんが小さいころにも来たんだよ」とか、そんな物語もいっぱいあるんじゃないかな。
店を出る前にこの様子が見れて良かった。


おいしいハンバーグとコーヒーをごちそうさまでした。