RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

九州ツーリング、2014年。【初日 4/27】

長い連休があったら走ったことのない地へ向かってみよう。
あの素敵なカーブは走ってみなければわからないし、ツーリングの朝焼けの美しさは知ると病み付きになる。

数々の失敗から整理されていった装備品たち!
いまだ完成に至らず、今回のアップデートで次回の旅の快適さが決まる!


ではブリーフィングに入ろう。
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成功を収めた能登ツーリング作戦から1年と9か月経った。
長い時を経てあの感動と興奮を取り戻す時が来たようだ。
2014年4月26日から5月6日までの11連休を利用し、未踏の地「九州島」への偵察に出る。
ターゲットポイントは以下の通りだ。
大分(湯布院)
宮崎(青島)
鹿児島(佐多岬桜島
熊本(熊本-大分間の県道11号線「やまなみハイウェイ」)
福岡(知人基地)
佐賀(伊万里
長崎(佐世保九十九島

海岸沿いのターゲットが多いが、やまなみハイウェイだけは九州島を斜めに横断するほかない。
より多くの箇所を回るため、九州島を「Z」を後ろから描くように走行する。
大分から入り、時計回りに宮崎、鹿児島、熊本の海岸線をトレース、11号線にて大分に戻る。
その後、大分から福岡、佐賀、長崎と反時計まわりに周り、九州一周とする。

九州へのアプローチは陸路に限定、「各高速道路」を利用すること。
九州内での時間を保つため、移動は1日間とする。
青森-横浜間移動に相当する過酷な道のりになるであろう。山陽道での残燃料には特に注意すること。

宿泊は場所に固定されないテントを使う。各地のキャンプ場を有効に活用すること。

4日以上の行動は前例がない。機体の整備、荷の見直しは怠らないこと。
では、健闘を祈る。
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怖い、実に怖い。地図で見たってあんだけ遠い九州へ一日で行こうというのだ。
もう始まる前から不安でいっぱい。


前日は整備のために一日使った。
ブレーキのタッチに不安があるため、前後ブレーキ液とリア・パッドの交換。
また、エンジンオイルも交換。走行試験の結果、異状なし!

日が暮れると気が滅入るので、日のあるうちにキャンプ場にたどり着きたいものです。逆算すると出発はAM3:00でも遅い(!)。
前日は20:00に寝て、初日はAM1:00に出発することに。

その公約はキチンと守られ、AM0:00に起床、AM0:45には出発した、と旅の手帳には書いてある。

近所で1回目の給油を済ませると、後戻りできない気持ちになります。この程よい緊張感がいいのです。
うわうわした気持ちのまま横浜町田インターから東名高速道路に乗った。この気持ち、わかるかな?

深夜の高速はトラックが一杯。星がかろうじて見える。天気予報ではすぐに崩れると報じていたので気休めにしかならないが。

その後に続くのは暗い道と排気ガスと走行風の激しい最高の環境。
ZRXのビキニカウルはタンクに伏せなければ効果がわからないほど役に立たない。
ほかのライダーが快適そうに乗っているのに、自分はハンドルにしがみついている。これこそZRX乗りの証!

給油のレシートから歴史をひも解いてみよう。
1. 0:55 近所
2. 3:39 静岡県 浜松SA
3. 5:25 三重県 御在所SA
4. 7:27 兵庫県 三木SA
5.10:26 広島県 福山SA
6.12:21 山口県 下松SA
7.14:30 福岡県 古賀SA
デジタル燃料計の2/6セグメントになると給油するのが慣例。こうして並べてみるとおおよそ2時間おきに給油している。
兵庫と広島の間が3時間なのは仮眠をとったからです。

新清水SAで見かけたライダーは偶然にも同じSAで止まることが多く、伊勢湾岸まで抜きつぬかれつだった。その後どこにいったのか気になる。
途中のSAで記念撮影。

山陽道は鬼門。山口まで行った時も、豪雨を引っ提げて襲いかかってきました。晴れでも辛いなんて、ポテンシャル高いな!

上のイラストの共進牛乳。特濃というわりには薄かった。神戸の会社。
瀬戸SA。ここは晴れていた。瀬戸内海が青っぽく見える。

タイルのモミジ模様がおしゃれ。

道中尻が痛くてたまらない。山陽自動車道は辛抱ならん。
ヘロヘロでたどり着いた関門海峡!高速で停まれるところもなくあえなくスルー。

13:32 九州にオートバイでの初上陸です。

ここで終わりではありません。九州自動車道-大分自動車道で湯布院まで行かねばなりません。雲が濃くなってくる。
かんべんしてくれ…
関門海峡からさらに走ること3時間、16:OO近くにようやく湯布院ICを下りる。

迎えてくれるのは由布岳。おお、なんて立派で猛々しい山だ!と思った。
また迷いながら志高湖キャンプ場にたどり着きました。

志高湖キャンプ場は広大で綺麗で、管理も行き届いています。管理事務員さんの説明からもいいところだと感じられました。
久々のムーンライトII設営。

湖の向こうまでテントが張れます。やっぱり広い!
湖に白鳥がいて威嚇される(笑)


テントを張ったら温泉です。日が暮れる前に行かねば。
管理棟で堀田温泉を斡旋された。地元湯で200円と安く入れるとのこと。
言われるままにバイクで向かうと…
まだかまだかと思っているうちに完全に峠を下って別府に入ってしまった。
バイクで10分はかかったかな。自転車では帰りの登りが困難であろう。
峠を下ると硫黄の匂い。あちこちから湯気も上がっている。これが別府!!!!
堀田温泉は別府ICの近くにあります。ここでもやっぱり迷う。
地元温泉に雰囲気なんて期待してはいけない。実を取ります。
温泉はいい。疲れがとれる。ふしぎだよね。

ご飯は白飯だけ炊いておかずを買い集める方式で行く。
前の山陰ツーリングで山口のCB乗りのお父さんに教わった方式。
スーパーの魚は何気に鮮度が高く、下手に店で食うより地元のものが手に入るんだって。
今回初めてやってみたけどこれはおすすめ。地元のスーパーの雰囲気も楽しめる。

24時間営業の「TRIAL」で買った鶏南蛮と鯛の刺身です。
鯛は歯ごたえがあってうまかった。神奈川の近所のスーパーの刺身はやっぱりまずいと確信した。

問題は白飯で見事な芯飯。解決は三日目までまたねばなりません。

では飯も食ったので寝ます。
モンベルの旧ウルトラライトシュラフはぺったんこになっててクソ寒かった。
夜明けを耐えて待ったのでした。


より大きな地図で 九州ツーリング【1日目】神奈川→湯布院 を表示
【2日目に続く】