RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

K2DMDとKXのプリズムの互換性実験。


新宿で見つけたK2DMDはプリズムの腐食が難点だった。
のぞくと腐食のぼやけが気持ち悪い。
プリズムを移植するにもドナーのDMDなんてそうそう見つからない。
ずっと前からKXのプリズムが使えそうだなと思っていた。どちらも銀蒸着だ。
今日ハードオフにジャンクが出てきたのでさっそくやってみよう!

両プリズムを比較してみよう。
左がK2DMDのプリズム。右がKXのプリズム。
K2DMDとKXはプリズムの固定方法が違った。てっきりKXもKMもSPFと同じかと思っていたら、KXだけはどうやら毛色が違う。
(KMとSPFは全く同じ)KXは芋ねじで全て固定するタイプだ。
そのため、芋ねじから守るアルミ板が接着してある為、これ剥がさないといけない。
違いはこれだけのようで、小さいことを言えばモルトの接着位置も違う。

絞り窓もこのプリズムの特徴の一つ。全体の形状は見る限り瓜二つ。大雑把に計測しても各寸法は大差ない。
どのようにファインダー面に写るか確認してみよう。

ライトボックスの上にプリズムを置く。間に方眼付きスケールを挟む。
これでどのくらいの範囲が投影されるかが分かる。
正確にやりたいなら薄い方眼紙がいいかもしれない。
投影像があまりに違うなら互換性は無い。多少なら御愛嬌とする。


どちらも3.7cmの範囲が写されている。偶然見つけたにしては素晴らしい試験法だ!
よし、組み立てまで一気にいく。

組み上がると美しいファインダーになっていました。問題なさそう。
とはいっても正規手順から逸脱した行為なので、誰も責任を負ってくれないから気を付けよう。

ドナーのKXは状態悪く部品取りに、ついてきたSMC55mm F1.8は激しいバル切れで使い物にならなかった。