RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

DAEGの2000回転でのギクシャクについて。


中古1578kmで私のもとに来たDAEG。
今まで特に不満はなかったが、一点だけ許せないものがあった。
それが前から書いているDAEGの2000回転問題。
アイドルが1050rpmくらいで加速は何の違和感もなく回る。
ところがスロットルが戻し方向でパーシャル気味になると、私のDAEGは2000回転ちょうどでエンジンが脈打つように車体が前後に揺さぶられる。インジェクターから燃料が出たり切れたりを繰り返す感じ。
ネットでいろいろ調べて回るがあまり報告がない。
インジェクター、最悪の場合ECUの交換しかないのか?
赤男爵の営業はノッキングではないかと言ったが、そんなレベルじゃない。適当なことを言うな。
そこで朗報。

メインスロットルポジションセンサーをいじったら、劇的に発生しにくくなったよ。
写真の薄灰色のコネクターがつながっているところ。濃灰色はサブスロットルセンサ。

ここを良く読んでおくこと。
注意 メインスロットルセンサ[A]は専門メーカーで正確に設定されているので、取り外したり、調整してはいけない。…
と書いてある。要はインジェクターアッシーで交換しろということ。11万も出せるか!!
ここから先は自己責任でやること。俺に文句を言うな。

まず、いざという時に元に戻せるようにボディとセンサー間に「合いマーク」を入れる。自分は3か所入れた。

次にこのトルックスねじを緩める。一か所しかない。
メインスロットルポジションセンサを反時計回りに回す。自分は0.8mmくらい回したが、今度もう少し回してみようと思っている。
反時計回りだと、アイドリングスイッチが働くのが遅くなる方向だろう。

試走してみて、加速がより滑らかになった。いままでドン付いていたんだな。
2000回転パーシャルもほぼ発生しない。ほぼだから発生しないわけではない。8/10で発生していたのが1/10くらいになった。
旅の前に気付いていれば快適だったのにな。
この不具合が消えれば文句はほぼないなと思っていたので、今回の発見はうれしい限り。
よかったね、DAEG。


>>>>メンテナンス・ノート
「3-42燃料系統(DFI) メインスロットセンサ」参照
スロットルセンサーは回転式可変抵抗で、スロットル開度を検知している。
ECUはこのスロットル開度とエンジンの回転数と合わせて演算をして、燃料噴射量と、点火時期を決めるという。
噴射量の決定には大気圧とか吸気圧とかも関係していると思うが、本項には書いていない。

あと、インジェクション車の情報をいろいろ調べると、スロットルが戻りいっぱいになる付近でアイドリングスイッチが働き、エンジンをアイドリングする燃料量にするらしい。DAEGの場合、スロットルセンサー側にスイッチが付いてるのか、ECUがスロットルセンサーの電圧に応じてアイドリング命令を出しているのか分からない。
ギクシャクしているとき2000回転から下に結構振れるところをみると、アイドリングスイッチが働くところと切れるところの間にメインスロットルポジションセンサーがきているのだろう。デジタル制御の「0」「1」の切り替わりが原因ということかな。キャブレターは完全アナログだからこんな不具合は発生しない。2000回転であってもアイドリングスイッチが早く働きすぎるのではないだろうか。
スロットル開で2000回転はスムーズに抜けるが、スロットル閉でガクガクが出るのはスロットルケーブルのたるみによる遊びではないかな。開くときに比べて閉じるときはケーブルのたわみが伸びる分スロットルがアイドル側に近づく。0.8mm動かしただけであれだけ変わるならあり得ない話ではないんじゃない?
全部たぶんの話だよ。