RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

セローくんの紹介


昔から興味あったセロー。セロー乗りは紳士が多い印象。いや、セロー乗りは紳士でなければならないのだ。これで俺も紳士の仲間入り!!
型式は1993年式の4JG1。13369.0kmで購入した。
12V電装、オプションのキック、ハンドガード、ワイズギアの角材キャリアー付き。
欲しいオプションはすべてそろっている。
色は2000年型の緑に金ホイールがかっこいいけど、人気があってさらにお高い。
だからこの色で妥協(!)した。

外装はけっこう綺麗。ただし、上の写真のように、マスター・シリンダーが腐っていたり細部はくたびれ感が出ている。もしかして、外装だけ入れ替えたのでは?と思っている。

トリップメーターに不調があって、100キロにならず、99キロをぐるぐる回ってしまう。
それは後に解決した。

動力系は、急にアクセルを開けるとエンストする不具合があった。
外見でキャブのインシュレーターがひび割れていたので二時エアの吸い込みだろうと思っていたが、どうやら違ったらしい。インシュレーター交換時に旧インシュレーターを見たらひび割れは中まで到達してなった。

たぶんこいつが犯人。キャブの側面、カバーダイヤフラムという部品にひびが入っている。
このダイヤフラムは上のダイヤフラム室と、キャブの流路をバイパスさせるような空気流路を作っているようだが、正直何をしているのかよくわからない!だれか教えてくれ!


まあ、これにひびが入ったらバイパスが大気圧になっちゃうので、いい影響はないだろう。
部品はちょっと安い「SR400用」も使えるそうなので、そっちを注文した。

別日、キャブを分解清掃した。中はご覧の通り、エアクリーナースポンジのカスが入り込んでいる。ひぇ〜!

さっきの側面ダイヤフラム室にも入りこんでいることを考えると、空気の流れが分かりますね。

ヤマハのキャブクリーナーできれいさっぱりにした、が、上のダイヤフラムカバーのスクリューが一本折れこんで、むりくり回したらねじ穴が欠けてしまうというハプニングもあった。なんとか締まるんでそのままにしたけど、これが時限爆弾にならないことを願う。
組みつけ時、インシュレーターとカバーダイヤフラムを交換した。

クラッチミート時ブルブル感があったので、クラッチプレートを交換した。それで直った。
厚さを測ったら規格内だったんで、調整だけでよかったかも。

あと、例の腐ったマスターシリンダーを交換した。セロー250用が安くてポン付けできた。
なんで225用はあんな高いんだろう。。。

その後、フロントフォークのオーバーホールのまねごとをやってみた。
汚ったないサスオイルを期待していたが、距離相応の汚れで、大したことなかった。
フォークのアウターチューブの腐食もすごかったので、いっそのこと塗装に挑戦。
会社の塗装屋さんにレクチャーしてもらった。アロジン、エポキシプライマー、ポリウレタン塗料の3層防食。航空機基準の塗装方法で、地上でどこまで防食効果があるか楽しみだ。

トリップメーター不調が残燃料計算に大変不便になったため、勇気を出してメーターをばらした。
裏からマイナスでこじって開けた。接着が硬くてはがれてはいけないところがはがれてしまったがもう戻れんぞ!リセットノブはどっちかに回すと外れるねじ式なので覚えておこう(適当)。
カウンターをばらして、軸を磨いて適切に組みつけた。適切じゃないとカウンターリセット時に9999で止まってしまう。よくわからなくて長時間の格闘になった。
さらに試走に100キロかかったがきれいに回る。気持ちがよい。最高。

なんやかんやで修理部品代5万に達っしてしまった…。

箱を付けるとオフロード集中力が30%減る。快適性は70%向上する。どっちをとる?


そんなこんなで3カ月乗ってきたけれど、オンロードばっかり乗ってきた身としては、オフロードは大変怖い。
でもゆっくり走れば何とかなる。ゆっくり走るのに必要なものは、全てセローに詰まっているようだ。