RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

東北ツーリング、2018。【1日目 4/28】

今は昔、今年のゴールデンウィークのこと。
セローくんと東北秋田を目指して走ってきた。
いまさらながら、ペンをとるのである。
しょーもないツーリングの記録も、時がたてば大事な記憶資料になるからね。

(やべ、人差し指のが長い)
事前整備は入念に行う。出先のトラブルは全てを台無しにするし、なにより潤いを取り戻したバイクは疲れにくい。
漠然とGWに向けて準備してきた内容は以下のとおり。
・前後タイヤは摩耗で交換(ブリヂストンTW301/302)イラストの通り難儀した。
・ホイールベアリング給脂
・リンク・アッシーに給脂
・メーターべべルギアに給脂
・前後ブレーキパッド交換
・エンジンオイル交換
結構前からフロントフェンダーにセロー250用のインナーフェンダーを付けている。
水はねを避けるためにつけたけど、苦労した割には
「アップフェンダー」が汚れにくくなっただけで、裾は普通に濡れる。

次は、旅の道具。

ツーリング9年目にしていよいよメンツが固まってきましたねぇ。
私のツーリングは走りと景色を楽しむもの。荷物は少なければ少ないほど良い。
キャンプ道具はファイナルファンタジーの「テント」よろしく、回復アイテムにすぎないと思っている(ホテルは高えです)。
キャンプ場でじっくり調理するのはどうも性にあわん。

次、行程。

ほぼ前日になんとなく行き先を決めた。東北名山巡りです。
2009年バリオス時代にも秋田は通っていますが、ほんとに海岸だけ舐めたので、もう少し内陸に入って見たいと思います。

地図を描くのが嫌いでしょうがないので、今回はipadをトレース。
磐梯、飯豊、鳥海、八幡平を見に行く。あと、男鹿半島にもいく。
ルートが見づらくて申し訳ない。
メインルートは国道4号線とする。

4/28。午前3:00。前日は8時には寝ようと試みるが、荷物がまとまらず、気持ちも高ぶって眠ることができない。
これはもう恒例行事と行っても良いレベル。これが私の標準。

この写真は3:33撮影。いざ出発。
アイリスオーヤマのRV BOX HD600(容量45L)がこのざまである。
丸いコッヘル、シュラフ(イラスト描いてねぇ)、車載工具(イラスト描いてねぇ)が案外かさばるもんだから、
外積載が基本だ。
テントと銀マットは箱の後ろにくくりつける。箱にコの字ボルトを2個付けてあるので、それに乗っけてくくっている。
ばらけて落ちるのを防ぐために、コスパ最強の野菜ネットに入れている。これはみんなにお勧めしたい。

さあ、東北に向けて長い旅路が始まった。
朝一番、モンスターエナジーで景気を付けた。

真っ暗な神奈川を東京に向かう。246号線の同じ流れに乗るのはほとんど物流トラックだ。
特に見どころもなく流れに任せて進む。背後の荷物が落下しないか気になって仕方ない。
都内まで一緒だった旅のNINJA250の若者は無事目的を果たせただろうか。

途中多摩川沿いで日の出を迎えた。やはり旅の初日は興奮するね。ひょーーーっ!!

その後もだらだらと東京を北上、いつもの埼玉を通り抜ける。
同じく東北に向かう後輩君は三国峠経由で北上するそうだ。
この快晴だ。お互い良い旅になるであろう。

埼玉の田園地帯で、朝日が田んぼに写りこんで綺麗だったのでパシャリ。
カラスが朝ご飯を探している。進軍するソ連軍みたいだなと思った(?)。
この区間の4号線もびゅんびゅんトラックあふれ、実に快走区間である。
横からさす黄色い太陽も、旅を祝福してくれているように思える。

太陽が昇って空がより青くなってくる。7時くらいの青空は、希望で着色されている。
栃木の途中、畑が気になる。あぜみちがいい。

同じく4号線の栃木区間。脱線してあぜ道で記念写真。最初は撮影気力もモリモリ湧いてくるんだよね。

また栃木の田園地帯。ここはメイトくんの佐渡島珍道中でも寄り道したところ。お気に入り。
田んぼはまだ田植えしてなかった。

同上、レスキュー車が写りこんでいる。


栃木の4号線に狭い区間があって、渋滞気味になる。そんな区間を越えると高原と山が見えてくる。
那須岳の方向なんだけど、名称は不明。田んぼと高原が向こうに見え、一気に旅っぽくなる。
国道から見てたんじゃもったいない。道を外して写真撮影。

昔からさほど変わらない景色なんだろうな、なんて思った。いつもそんな景色を探している。



これも栃木だったと思ったんだけど。景色につられて脱線しまくりでよく覚えちゃいない。


那須塩原から会津若松へ向かう国道400号線国道121号線会津西街道)にのる。
豊かな明るい緑の樹林帯を川沿いに北上する。道がくねくねしてちょっと面白い。


会津若松につく。ソースかつ丼ののぼりが多いので頂いた。写真はあるんだけど、パソコンに取り込むのがめんどいので載せない。
磐梯山へ向かおう。
磐梯山スカイラインの宝庫だ。磐梯山ゴールドライン→磐梯吾妻レークライン→磐梯吾妻スカイラインと走り抜ける。

雪が残っていて、雪解けた足元に沼が見える。五色沼の近くまできた。
針葉樹が特別な世界に仕上げていますな。
遅れてきた来た春を喜ぶような柔らかい雰囲気を感じた。

そこからの、荒々しい磐梯山の風貌。噴火口が地獄を連想させる。
ちょっと寒かった記憶。
道沿いに行く。雪解け水に気をつけながら!

県道70号線を経て、磐梯吾妻スカイラインへ向かう。

途中の温泉郷。廃墟が多い。昔はにぎわったんだろうな。
日が傾いてきたのか、寂しい気持ちになった。

おおお、まさにスカイラインと行った様相。


吾妻小富士を過ぎ、世紀末ロードが見えてくる。こんな景色が日本にあってよいのか。
磐梯吾妻スカイラインはそんなところだ。


火山ガスが噴いていて、目にも肌にもしみる。場所によっては駐停車禁止の看板が。
さあ、いよいよ日が傾いてきた。



無料らしい猪苗代湖の崎浜川キャンプ場へと舵を取る。
途中夕日のゴールデンタイムを迎えたので、磐梯山をバックに写真を撮る。
いい色でしょう??


日も暮れて暗くなってから浜川崎キャンプ場に着いた。猪苗代湖の西の岸沿いにあり、静かなキャンプ場だった。
焚き火ライダーが多かった印象。乗り入れできないので、20mくらい荷物を運ぶ必要がある。
また、近くに店は全くなく、通りのコンビニまでバイクで15分くらいかかるので注意しよう。
そのコンビニで缶詰を買ってきて、炊いたご飯で喰うという旅の割にはわびしい夕ご飯となった。

今日の走行距離:540.6km