RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

南八ヶ岳縦走【8月15日(初日)】

八ヶ岳。小さいころから良く耳した山の名前だ。
小学生くらいからかな、いつか登りたいと思っていた。
沢登りを始めて思い出したように出てきた八ヶ岳、次の目標にぴったりだ(※力量的にぴったりかは知らない)。

装備もそろってきたし、キチンと準備して行こう。

いろいろ調べて準備をしていくうちに、重大な事実を知る。


八ヶ岳という山は存在しない」


なんてこった、あの一帯の山塊が八ヶ岳連峰といい、縮めて「八ヶ岳」と言っているらしい。
八ヶ岳連峰の最高峰は2899mの赤岳である。しってた?


ブリーフィング
人生初の本格的縦走である。
八王子より特急あずさに乗り、茅野駅で降車、アルピコバスにて麦草峠へ向かう。
麦草峠より、丸山、中山を経て黒百合ヒュッテにてテント泊。初日を終える。

二日目は黒百合ヒュッテより根石岳、東天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳を抜け、キレット小屋でテント泊。

三日目、キレット小屋より旭岳、権現岳編笠山を回り、小淵沢駅へ抜けて全行程の終了とする。

では装備品を例のごとくまとめたのでどうぞ。

カッパとかゲイター書き忘れた。
電車移動なので他の人への迷惑を考えると長い銀マットは邪魔だった。
高知県のホームセンターで買ったやつを必要最小限にカット、さらに縦に真っ二つに切って丸めることでザックの幅くらいになった。広げたらテープで貼れば良い。我ながらいいアイデア


07:48、特急あずさに乗る(デッキで立ち乗り)。でかい荷物は居場所がない。
長野に近づくほど山が青くなる。ほえーっ!

09:48、長野県茅野駅に降り立つ。暑い!
登山者は多いが、ごった返しているほどではない。お盆だしね。

茅野駅から目的の麦草峠まではバスで行く。
写真の券売所でベテランのおばちゃんが華麗にさばいてくれる。

待ち時間に腹ごしらえ。隣接するスーパーの総菜屋「さいとう屋」でいなりにそばが入ってるやつを買う。パックに2個入り160円。
なんていうのかは書いてないからわからなかった。これがすごい美味い。家でも作ってみようかな。

2番乗り場のバス。全員座れる上に隣に荷物を載せても余裕があった。
10:35 古くても快適なバスが発車する。
麦草峠まではバスのうなりを聞きながら寝る。

11:35頃、麦草峠についた。
この麦草峠北八ヶ岳南八ヶ岳を二分している。バスのツアーは北に向かっていった。ロープウェーがあるから高齢には好都合。
曇っている。遠くのほうで雷の音が聞こえる。

ちゃんと登山届を出します。長野県警は岳を全面推し。三歩君は特別隊員らしい。


11:50登山開始。まずは丸山(2329.6)へ向かう。

苔むした薄暗い林。岩が大きいからモモに負担がかかる。

ぽつぽつ音が聞こえる。まだカッパを着るほどではない。
針葉樹林はなんだか新鮮。
この色合いが目で見た感じに近い。

赤テープとコケのないところを手掛かりに。

12:45、丸山の頂上。狭く、展望も良くない。次にいこう。

次は中山(2496)。雨が強くなってきたのでカッパを着た。
蒸暑い。

中山展望台。運よく雲が切れた。
南では入道雲が成長している。

北の蓼科山と北横岳。12-24mmの望遠端(36mm相当)でこれが限界。

中山ピークを見過ごしたらしい。ぐぬぬ
天狗岳がチラ見え。
雲がちょっと掛かっているのが東天狗岳、その隣が西天狗岳
明日はあそこを登るんだなぁ。

十字路の中山峠。ここを西に黒百合ヒュッテへ。

木道を越えると…

15:08、黒百合ヒュッテ着。
黒百合畑(?)の隣、網で保護されている。
まだまだテントが張れそう。小屋もトイレもきれいで、テン場の排水もしっかりしてる。
展望はないが、とても安心できるテント場。お勧めです。
幕営料は1000円。

山小屋らしい雰囲気。引き戸がうるさいのはどこも同じ。


家族連れからおばあちゃんまでにぎわう。
子供に絡まれる。

見よ、向こうの雲を。

隣の方は真っ黒に日焼けしたアウトドアマンで、明日は横岳まで行って降りると言っていた。お互い金のかかる趣味ばかりで大変だね。

暇を持て余す。日が長くて19時くらいまでは無灯で行動できた。

晩御飯は鶏雑炊。さとうのご飯を沸かして雑炊の素を入れれば完成。簡単!
暑くても食べれる。塩気もちょうどいい。
ただし米汁がコッヘルについてしまうので、味噌汁を作ってそげ落とす。

暗くなって寝ようと思ったら南の山で雷が激しくなってきた。
稲光と雷音がみんな気になるようで広場で雷観賞会になった。
雲の間を稲妻が走り抜けると歓声が上がる。本当にきれいだった。

雷雲が西に抜け、自然解散。
8/15日の行程は終了です。


より大きな地図で 南八ヶ岳縦走初日。 を表示

次回、南八ヶ岳縦走二日目をお楽しみに。