RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

南八ヶ岳縦走 【8月16日(2日目)】


寒い…。
シュラフもダウンのに買い替えかなと思いながら夜を明かした。
ちょっと気になってテントを開けると雲の切れ間に天の川が見えた。
三脚とリモコンあれば良かったかな。

3時ころから他のテントで炊事が始まる。
コーヒーとベーコンサンドで初日が始まった。
雨と夜露にぬれてテントがベチョベチョだったので撤収に時間がかかった。
そういえばボロ布を持っていくと役に立つっていわれてたっけな。


5:15頃、出発前の一服。
黒百合ヒュッテから大きい岩畑の「天狗の奥庭」を抜けて、東天狗岳に向かう。
天気は晴れ。

写真左が東天狗岳、次が西天狗岳

太陽が昇ってくる。

私が、植物が待ち望んだ太陽が昇ってくる!うひゃー最高!

他に登山者は無く天狗の奥庭を独り占めできた。

東の方角。見渡す限りの山。

ケルンと西天狗岳。緑がきれいだ。


6:35 東天狗岳山頂。さっきまでの大きい岩場は退屈しなくて面白かった。

手前の岩肌の山が硫黄岳、奥の強そうな2つの山の左が赤岳、右が阿弥陀岳
おいおいあそこまで歩くのかよ、と思った。

次の根石岳への縦走路。ここはきつくないし、天狗岳の南顔を拝める。意外とゴツイのが西天狗岳
ぜひオリジナルサイズで見ていただきたい。
この景色は興奮した。

7:10くらい、根石岳山頂。岩ばかり。見どころは…うーん。


次は硫黄岳に行きます。いったん針葉樹林道に入る。
朝露でにちゃにちゃ。

謎のコケ。ここだけ光が当たっていたので撮った。

夏沢ヒュッテは素通りして針葉樹林帯を越える。瓦状の岩場のくねくね道を上がっていく

大きめのケルンがお出迎え。

硫黄岳の荒々しい岩肌。これはすごいな。

8:50くらい 硫黄岳山頂。広い。みんなここいらで一息ついていた。

さすがに腹が減る。クラッカーを食べた気がする。

だいぶ近づいた。左から横岳、赤岳、阿弥陀岳
ほんとに強そう。

横岳に向かう。鎖場、梯子が登場。道は一本なので順番を譲りあう。
写真左の側面から登って行った気がする。そんなに恐怖ではなかった。

10:17横岳山頂。ここは狭く、雲のせいで展望は無かった。

赤岳へは怖いところは無いが、最後の急斜面を蛇行して登って行くところが辛い。
何度も休憩しながら登っていく。

赤岳展望荘と赤岳頂上山荘の二つがある。中腹の展望山荘に騙された人も多いのではないか。

12:13赤岳山頂についた!
ここもそんなに広くない。ちょっと待っていると雲が晴れてきた。

ではキレット小屋へ向かおう。
ここからが本番だった。





尾根の先端のこぶ手前で右に進路をとり、最大50%勾配を下っていく。
赤岳までは人がいっぱいだったのに一人もいなくなってしまって心細い。

こんな感じの気の抜けない岩場をずうーっと降りていく。
鎖もないし、浮き岩もあるし、本当に疲れた。
何より足の平にできたマメをかばいながらで大変なのだ。
下の尾根の真ん中に小さくテントが見える。

何とか生き延びた。降りてる最中は集中してるから怖くないんだけど、振り返ると恐ろしくなる。


キレット小屋に着いた。この写真はキレット小屋からの一枚。

ここで想定外。
地図上ではキレット小屋は水場になっているのでここでの補給を頼りにしていたのだが、
「沢の水が枯れているので雨水を使ってください」と言われた。もう飲み水は200mlくらいしかない。
仕方ないので雨水を沸かして飲み水にすることにした。

脇のコッヘルにまだ熱い雨水が入っています。雨水の味は、まずいとしか言いようがなかった。
粉ポカリで味をごまかそうとしたが、消せるものではなかった。

キレット小屋テン場は段々畑のような構造で、斜面にサイトが連なっている。
たくさんは収容できない構造だが、今回は3人しかいなかったのでよかった。
隣のお兄さんは東京から徹夜できたそうだ。メインは奥多摩で、たまにこうやって遠征するのだという。
沢の水が枯れて顔が洗えないと嘆いていた。

2日目も雑炊です。
ちょいと整地に失敗したせいで、ちょっとの傾きと、ちょっとの岩のせいで良く眠れなかった。
そしてやっぱり寒かった。

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白駒池でテント張ってたら後2時間は歩いていたわけだ。黒百合にして良かった。。。
3日目に続く。