RAWイメージング。

実は全部JPEG撮って出し。

PENTAX-M50mm F4.0macroを手に入れたぞ!!


新宿のアルプス堂に転がっていたので回収してきた。
一度は使ってみたかったM50F4マクロであるっ!
買うか検討してるときいい作例が見つからなかった。なんか影の薄いレンズだな。
自分もネットの肥やしになるゾ、とこの記事を書くのである。

表紙の写真の通りつぶらな瞳のかわいいレンズ。格納時は標準と変わらない長さ。
だが最短撮影距離のとき、このレンズは牙をむくんだ。

でーん!思ったほど伸びてないって?いいことじゃん。
最短撮影距離は0.234m。撮影倍率1:2だからフィルム面に実物の1/2の大きさで記録できる。
1:1の等倍レンズなら、まんま実物大で記録できるということ。あってる?

しかし!

マクロなんてどうでもいいのだ。私の欲しかったのはさらに寄れる標準。
ついでにマクロも撮れますよってポジション。
僕がマクロチックなことをしようとするといつも風が吹くので、もう懲りたのである。
よし、いつものように使ってみよう。カメラはK-5IIs。焦点距離は75mmとなる。

輪郭がきっちりとでる。鳥居の丸みも良く描こうとしている。
「非常に真面目なレンズ」という印象。かといってスーパーレンズのような「全てがドラマチック」になることは無い。
Mレンズらしい、こってりした色乗り。

ちょっと寄ってみよう。葉脈とか懐かしい。

真ん中あたりを等倍から切り出し。風があったんで多少のブレは許してほしい。
なかなかよいと思う。これだけ写れば僕は満足。

描写に関しては非常にいい感じ。隅から隅までちゃんと輪郭が結像するのは気持ちがいいです。
M50F2.0と比較してみましたが、M50F2.0のぼろ負けです。F2.0は収差がひどくて像がぼやぼやする。
ボケは標準的ですが、まだF2.0よりきれいに思います。どんだけF2.0をおとしめるんだ。。。

良さげに書きましたが、注意すべきこともあります。
F4.0!!これが想像以上に暗い!DA12-24 F4を持ってるので、あのくらいの使い勝手かと思っていたら、焦点距離が2倍だから、手ぶれに対する許容がもっと狭いです(あたりまえだ!)。フィルムのISO100で屋内では話にならんと思いました。
また、スナップにと考えているあなた。ピントリング(ヘリコイド)をたくさん回す羽目になるので、シャッターチャンスにはめっぽう弱いと考えます。もともとそういうレンズじゃないからねぇ…。

不便だけど当たればでかい。魔人の斧的なロマンを感じるレンズです。